試合中、バッターやランナーに監督(またはコーチ)からサインがでます。

これは大事な作戦ですから、選手は真剣な顔で我々を睨みます。

特にバッターは、ランナーを進める、ランナーをホームへ帰すという重要な使命を任される訳ですから尚更です。

ところがバッターボックスで、妙に自信なく不安そうな表情でこちらを見る奴がいます。困り顔

こいつサイン分かってんのかなー?と逆にこちらが不安になります。

その様子を見てる相手バッテリーは、しめしめと思ってるはずです。羅琉 ニヤリ

こんな自信無さそうで、おどおどして、不安いっぱいで、目が泳いでるような奴に何が出来ると感じながら、絶好球を投げてしまいます。

その瞬間、目つきの変わった彼は見事にボールを弾き返し、難なく自分に与えられた使命を成し遂げて、チームの勝利に貢献してしまうのです。

そんなバカな・・・騙された。と相手チームは思うでしょうがっくり

我々もいい意味で裏切られた感じです。

次のバッターに期待しようかと思っていた矢先ですから・・・

これが彼の作戦です。

これが彼の演技です。

そして敵はもちろんのこと、味方である我々もすっかり騙されてしまいます。

恐ろしい奴です。

恐るべしです。



私の記憶のため定かではないですが、彼は守備でもノーエラーで、ことごとく相手のチャンスを潰してきているはずです。

一番安心して見ていられる選手なのに、一番不安そうな顔してる選手です。

                 by リトル傘









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