10/12 AM7:00 緑地1号面
  「お~い1人たんねーぞー」
  奴はまだ来てない

10/12 AM7:40 緑地1号面
  「すみません、寝坊しました」
  奴は遅刻した

やっちまった。大事な日にやっちまった。
積み上げて来たものが音を立てて崩れた。

ダブルヘッダーの一戦目、奴は先発を外された。
反省したのか、ベンチで大声だして応援している。

俺は期待している。
以前も述べたように、奴は必ず鍵を持っているはずだ。

代打を告げられた。
奴の出番だ。
いつもと違う。
バッターボックスで堂々としている。

そして打った。
ツーベースヒットだ!

チームが盛り上がった。
結果、10-0で勝った。

よし、いい雰囲気のまま次に望めるぞ。

二戦目、奴は先発だった。
ピッチャーのヤッ君は調子が良かった。
後は打線が援護するだけだ。

そして奴はまた打った。
しかも2本打った。
打線が爆発した。
奴に刺激を受けたのか、チームが打ちまくった。

またもや完封コールド勝ちの21-0


扉は開いた。
決勝トーナメントへの入り口の扉は開いた。
奴が鍵を回し、みんなが扉を押した。

おめでとう!!
みんな良く頑張った。

次はもっと厚くて重い扉が待っている。
みんなが歯を食いしばって全力で押さないと開かない扉だ。

そしてその鍵も奴が持ってるはずだ・・・





ヨネ怒てめー今度遅刻したら、二日酔いのキャッツアイコーチとチューチュさせるからな」

                      by リトル海と空








  
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